カミーノ巡礼とは
さて、サンティアゴ巡礼路について少々。
1000年以上の歴史を持つこの道は、
道自体が世界遺産となっています。
目的地のスペイン北西部のガリシア州にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラは、
9世紀、星の光に導かれ見つけられた
キリストの弟子、聖ヤコブ(スペイン名でサンティアゴ)のお墓に
教会が建立されて、コンポステーラ(星の野原)と名付けられた場所です。
ヨーロッパのあちこちからスタートした多くの巡礼者は
ここユーラシア大陸の西の果てをめざして命がけで歩いてくるのです。
天の川の下、レイラインともいわれるこの信仰の道は
今や宗教的な目的だけに限らずさまざまな目的で、
年間20万人の方が歩いています。
今年は特別聖年ということでなお多いことでしょう。
巡礼手帳とシンボルのホタテを持つ巡礼者たちは
アルベルゲと呼ばれる巡礼宿に泊まり
黄色い矢印の標識に導かれ
巡礼手帳に公式スタンプを押してもらって
てくてくとサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指します。
とはいえ、最後の100キロを歩けば、巡礼証明書ももらえるらしい。
(出展:http://whc.unesco.org/en/list)
いろんなルートのあるこのサンティアゴ巡礼道ですが
一番メジャーなのは
フランス国境のサン・ジャン・ピエ・ド・ポールから
サンティアゴを目指す「フランス人の道」。
(上の地図の太いピンクの線)
わたしもここを歩く予定。